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これからの日本歯科臨床を考察する③

なぜ保険医を辞めて保険医療機関で働くのか

<2つ目の理由>  日本人であるが故

 

私個人が歯科医師として信じる治療だけを提供するなら非保険医療機関を作った方が

本当に困った患者さんには分かり易いのかもしれない。

 

しかし手遅れの人を増やしたくない。

 

国に勢いがある時代、時代は高度経済成長(1955年~1974年)のピーク期。
豊富な税収をバックに国民の声および政治的な背景により1961年(昭和36年)に施行された皆保険制度。
年金問題も含め、もう限界なのは分かっているのに、

国や年寄りは次の世代に負債を背負わせ続ける。

今を誤魔化し、本質と向き合わず、決断しない。

 

国は未来(若者)ではなく過去(高齢者)に税金や保険料を使う方針を決めた

それに飛びついて介護保険や訪問診療が大騒ぎだ

 

最近は外国人が医療ツアーなどといった理由で来日する。
短期で保険制度を悪用したりするのを許していい筈がない。

 

もともと保険は生産人口が病気で困った時助け合うためにできたものだろう。

歯科は将来のために若者に疾患が起こらないようにできる。

公的医療は未来のためにあるべきだ

 

私もみなさんと同じ様に給与や賞与から税金の様に健康保険料は強制的に負担させられている。

 

日本人の医療人として

 

日本で真の患者利益を考えた時

 

保険の範囲内で十分な効果を出せるものがあればそれを提案する

 

 

 

保険診療で出来ることを患者は知らない。
保険診療でできないことも患者は知らない。

保険診療での選択肢は多いようであまりに少ない。しかし0ではない。

 

 

無知は罪だ

 

微力だが

今は国民に知ってもらって、個人的に『やる・やらない』を選択してもらう
そして、

将来的には国民として『出来る・できない』を決めていってもらう

そんなきっかけになれないだろうか。

 

 

 

私は歯を残す、守ることが好きだ。
インプラントなんてできればしたくない。

ほかの先生に任せられないから、しょうがなく自分でやっていただけだ。

 

大分に歯周病専門医がアメリカから帰ってきてくれた。

これからはできるだけお願いしていこうと考えている。

 

歯を守る事は保険で世界最安値
歯が無くなればインプラントなどの高額治療が待っている日本の歯科事情

 

 

一体誰が本気で国民の歯の健康を守るというのか。。。

 

歯医者か・・・?

 

国か・・・?

 

あなた自身か・・・?

 

 

日本に健康保険料という大金を税金のように支払わなくてはならないシステムがある以上は

国民のために医療従事者として当然それを考慮した医療システムの構築をしたい。

 

クオリティに影響されない処置なら保険を使えば良い

独りではできないので保険医と非保険医の揃った歯科医院が増えていくべきだろう。

 

 

この国に皆保険制度がある間は
歯科医院は保険医療機関の方がいいのではないか、と今は思っている