適切な歯周病治療のために・・・②
料理人の包丁のように
歯周病治療を行う歯科医師と歯科衛生士にとってスケーラーはなくてはならないものだ
シャープニンングとは刃を研ぐこと
料理人が包丁を研ぐように
歯科医師、歯科衛生士はスケーラーを研ぐ
そのために3つのことをするだけで適切なスケーラーを常に使うことができるようになる。
①スケーラーのブレード形態を把握しておくこと
②ガイドのついたシャープナーを用いること
③マイクロスコープのような拡大下で作業すること
参考:Hu-friedy HP
以上3つを準備するだけで経験と勘から脱却し
やっているから出来ているに変化することができる。
切れなくなる前にスケーラーはシャープニングを行う。
切れないスケーラーは効率が悪いだけでなく
シャイニングという歯石の表面だけを研磨してしまい治療を複雑にしてしまう。
スケーラーは新品と相似形になるよう形態修正をしながら行う。
ここでも裸眼では経験と勘が邪魔をする。
何度もシャープニングの勉強をした歯科衛生士が研磨したスケーラーをチェックしてみる。
先端が尖り歯周組織を傷付けかねない。先細りでスケーリング時の力で折れかねない
真面目にシャープニングをしているが出来ていないことがわかる。
『弘法筆を選ばず』ともいうが我々は違う。
一般GPや歯科衛生士こそ結果を出すには道具にもこだわるべきだ。