適切な歯周病治療のために・・・③
料理人の包丁のように
歯周病治療を行う歯科医師と歯科衛生士にとってスケーラーはなくてはならないものだ
シャープニンングとは刃を研ぐこと
料理人が包丁を研ぐように
歯科医師、歯科衛生士はスケーラーを研ぐ
変形させないよう常にシャープニングしていれば10秒も必要ない。
しかし変形したブレードは形態修正しなければいけない。
それには2〜5分時間が必要になってしまうだろう。
参考:Hu-friedy HP
①スケーラーのブレード形態を把握しておくこと
②ガイドのついたシャープナーを用いること
③マイクロスコープのような拡大化で作業すること
以上3つを準備するだけで適切なスケーラーを常に使うことができるようになる。
① グレーシーキュレットでは第1シャンクを30度のガイドプレートに当てがう事で角度はキープされ、奥の壁に押し付ける事でブレを防いでくれる。
その事でシャープなカッティングエッジを得ることができる。
② トウが細くなるので丸め短くすることで強度を維持する。
③ トウの背面もなだらかなカーブを与えることで歯肉縁下で痛みを与えにくくなる。
これをマイクロスコープで見ながらやれば良いだけ。
カッティングエッジが細い一本の線であればテスターなど使わなくても
ピンピンに食い込むブレードなのがわかる。
あとは滅菌して患者さんを待つだけだ。