なぜ歯医者の麻酔は痛いのか
『麻酔したんですか?』
『今のが麻酔ですか?』
『今の麻酔は針がないんですか?』
初めて治療の為に麻酔した患者さんからよく言われる。
『昔は痛かったんです』
『今の麻酔は進歩して痛く無いんですね』
・・・・・・・
昔とか今とかそんな話では無い
急性症状があれば麻酔は効きにくい。
効かなければ背に腹は変えられない。
歯根膜や髄腔内麻酔という痛みを伴う麻酔をしなければならないこともある。
表面麻酔するからとか
機械でやるからとか
細い針を使うとか
麻酔液を温めるとか
確かにやっていることはあるが
切れる針で刺入し
骨膜に当てず
圧を最小限で
麻酔液をゆっくり・ゆっくり注入する。
時間を置いて少し麻痺してから追加の麻酔液を注入していく。
急いで
強い圧で
麻酔液を押し込むから
痛く感じる。
丁寧に時間をかけて行えば
痛みの少ない麻酔は昔から誰でもできる。
しかしまたしても保険診療では浸潤麻酔は0円!!なので
丁寧に時間をかけて麻酔を行う歯医者は少ないのも当然なのかもしれない。
そこに痛みの少ない麻酔の価値は無いのです。
痛みの少ない麻酔だけで10分程度時間が必要です。
治療時間は麻酔も含んだ時間設定にしている為
予約時間に遅れてくると
いつもより痛い麻酔になるかもしれません!!!
約束時間前のご来院をお願いしています。