修復治療は厚みとフィニッシュラインが重要
https://www.youtube.com/watch?v=9gnfEYmesxk&t=29s
歯科治療は外科治療が多く修復治療も例外ではありません。
介入することによるメリットとデメリットが必ずあり、
その介入によるメリットがデメリットより大きな場合のみ
その介入は暴力ではなく医療になる。
ラミネートベニアはやったことがない歯医者が多く 一般的ではないかもしれません。
付け爪のように、 それ以上に薄いセラミックスを歯に接着させる修復治療です。
ラミネートベニアの良いところは
①クラウンに比べて歯を削る量が圧倒的に少ない
②綺麗
③レジンに比べて機械的強度(耐摩耗性)に優れる
④多少の形態変更が可能
ラミネートベニアの問題点は
①歯科医師の歯を削る技術
②仮歯が壊れやすい
③歯科技工士の模型を調整したりセラミックスを焼く技術
④歯科医師の接着技術
といったところでしょうか。
術前にシュミレーションした形態に必要な材料の厚み分だけ カットバックしていきます。
全く歯を削らない部分も存在します。
ポーセレンラミネートベニアはポーセレンの厚みが0.3~0.5ミリ必要です。
0.3ミリを削るのは簡単なことなのでしょうか??????
10分や15分でどんな仕上がりになるか想像して見てください。。。
スピード重視で削っては 二度と戻らない歯質をあっという間に 削り取ってしまうでしょう。
不必要な切削は暴力でしかない。
最小限の介入を実現するためには 時間と拡大視野が絶対的メリットを生み出します。
拡大視野で慎重に削られたフィニッシュラインは
歯科技工士の手で生み出される新たな歯に必須です。