他院を中断・転院してきた むし歯治療①
キチンとした処置希望の患者さん
詰め物が欠けてネットで”#マイクロスコープ”で検索して前医に行くも
初回で
前:『むし歯なのでとりあえず削って確認しましょう』
前:『大丈夫でした、次回は型取りです』
どこまで深いか解らないむし歯をとりあえず削る。
という治療を受けてしまった。
どうやらマイクロスコープは使ったらしいが。
『ここは自分の希望する治療を提供してくれる歯科医院ではない』
『このまま被せ物を入れられたら困ることになる』と賢明な判断をされ
受付で次回の予約は断って
再度ネットで検索してたまたまうちに来院された。
うちのグーグルレビューの評価はボロボロなので
かなりの足かせになると思うのだが・・・
本気の人にだけ解ってもらえればいい。
そう思っている。
今回は初めからむし歯の修復治療を自由診療で希望された為
まずは主訴の診査診断である
本来はむし歯のリスク検査を行いオーラルハイジーンを確認するが
主訴の歯は既に削られ仮封の状態だった為急を要した
自覚症状はなく、過去に痛みなどもない
Pulp test:+ 、打診:-、Perio pocket:2~3mm
圧痛もなく根尖周囲組織もNomalで
歯髄はNomalであると思われるが
すでに前医が2人いる
何をしているかレントゲン写真PA2枚と問診からイメージする
遠心が大きく切削されている
充填物に造影性はあるがそれだけかどうかは解らない
エナメル象牙境-歯髄で1/2~3/4までの処置が行われているように見える
患者には現状と
むし歯の徹底的除去と部分的除去の説明をして
断髄・抜髄の可能性までをお伝えし
歯髄処置再治療のために90分のご予約をいただいた。
もう1歯心配な歯があるとのことで
合わせた診査診断・説明には45分必要だった
多くの歯医者はそれだけの時間があれば保険・自費にかかわらず
歯を削って型を取ってしまう
そうしなければ生きていけないと思い込んでいるのかもしれない