歯科治療の難易度について③
そもそも、患者が「歯が痛い」と言うから根管治療をすべきではない
患者も歯科医師も
その痛みのある歯が
根管治療を施すべき歯なのかどうか、を考慮しているだろうか。
その後に行うであろう補綴治療
つまり、治療計画を立てた上で治療介入すべきである。
適切な根管治療には適切な時間と費用が必要なため
『とりあえずやってみた』では
予後に問題が起こるのは明白である。
痛みが強く
応急処置を行うのであれば
鎮痛剤か抗生物質の投薬か
根管口までの歯髄切断までにしておいて
治療計画に移行することが望ましい
50年以上前から言われていることじゃないか
治療計画なしに
初診日に根管治療を始められるのか
そろそろ日本の患者も歯科医師もよく考えた方がいい
量の時代は卒業し、質の時代に移行しよう