HOME > 自由診療 > なぜ保険診療で精密歯科治療ができないのか
以下の首相官邸HPを参考にした歯科治療費の国際比較をご覧ください。
ラバーダムやマイクロスコープを用いた歯を残すための丁寧で確実な歯科治療は道具だけでなく、治療にかかる時間が必要です。
マイクロスコープを始めとする拡大精密治療は決してゆっくりやっているのではなく、よく見えるが故にやることが圧倒的に増えます。
最初から料金を決められ、さらに世界最安値で設定されている保険診療では、時間をかけた丁寧な歯科治療は不可能です。
表中の陶材冠は自由診療で行われる治療のため、他国との差がそこまで大きくないのが特徴です。根管治療に関してはアメリカの20分の1の治療費です。
資本主義の国同士なのにこれで同じ治療を受けれると思いますか?
ありえないのです。
保険診療は低評価すぎるため、日本の保険を中心とした歯科医師は短時間で数をこなしているのがよくお分かりいただけると思います。
そこに結果や成功率は存在しないのです。
治療費も安いに越したことはないですが、最終的に問題を抱えるのは患者さんです。本当に必要な治療内容であっても健康保険費用の手当てがないものがたくさんあります。
その分は処置されないか、歯科医院の自己負担・自己犠牲により穴埋めされていますが、それにも限度があります。したがって、現行の保険診療の料金では現在の適切な歯科治療が提供できるとは言いがたいのが実状なのです。
1)抜髄、感染根管処置、根管充填を含む。
2)インレー、クラウンの脱離再合着。
3)離抜歯を含む。
4)咬翼型を含む。
5)2002年1月1日~6月30日の間に適用される基準外国為替相場および裁定外国為替相場
6)わが国の料金は、陶材冠は寺岡ら調べ。陶材冠以外は、
厚生労働省「2000年社会医療診療行為別調査」を基に、
各治療に関連する診療行為を集計した加重平均値である。
参考:首相官邸ホームページ
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/syakaihosyoukokuminkaigi/kaisai/service/dai06/06gijisidai.html