大分市のマイクロスコープによる世界レベルの歯科治療は【あべ歯科クリニック】へ

あべ歯科クリニック
自由診療
Private practice

HOME > マイクロスコープによる治療

マイクロスコープによる治療

あべ歯科クリニックの精密補綴治療

  • 精密審美補綴治療

    マイクロスコープを使った顕微鏡下にてミクロンレベルでのフィットを目指します。顔貌から歯の位置、歯と歯茎の色・形態・適合全てを達成してはじめて、機能的で生体親和性の高い審美的な補綴治療になります。適合のよい補綴物装着が根管治療の成功率を高め、う蝕の再発と歯周疾患を予防します。

  • ワックスアップ

    審査・診断がなく、その場しのぎ、その場限りの治療の繰り返しではなく、最終的な噛み合わせ、歯の大きさ、形態を 患者⇄歯科医師⇄歯科技工士で相談し治療計画を煮詰めます。患者・術者の共通ゴール設定を具現化し治療介入します。

  • マイクロプレップ

    歯肉圧排し、16~21倍の顕微鏡下でダイヤモンドバーやカーバイトバー、超音波チップを用いてスムーズなマージンラインを形成します。模型作成のための型採りが正確にできるようにシリコンポイントなどで表面の滑沢化も行います。

  • プロビジョナルクラウン

    削ったマージンに精密に合わせた治療用の仮歯です。歯の形を最終的な形態と同じにして、噛み合わせや清掃性に問題がないか確認すると同時に歯肉を型採りができる状態に整えます。

  • 歯肉圧排

    歯肉縁、歯肉縁下の処置を確実にするため、歯と歯肉との境を明確にする必要があります。歯肉ポケット内に糸を挿入し、歯に寄り添った歯肉を押して隙間を作ります。

  • シリコン印象

    歯肉縁下の歯根面を模型上で再現するために浸出液を止める歯肉圧排後に歯肉を広げる2重圧排を行います。ポケット内の印象は寒天印象材ではちぎれてしまうことが多いため糸を外して出来た隙間に再現精度が高くちぎれにくいシリコン印象材を流し込みます。顕微鏡下で印象面、特にマージン部に気泡や不足がないか確認します。歪みや変形は確認することができないため、異なる種類の印象材で予備印象を採ることもあります。

  • 模型作成

    口腔内の歯牙を可能な限り忠実に再現するためには模型を作成する石膏の管理も重要になります。石膏の種類のなかで硬化膨張率が最小・作業時に削れてしまわないように全ての模型で超硬石膏を用います。
    石膏との混水比を守るためデジタル計量するのはもちろん、シリコン印象では水素ガスの発生や完全重合する24時間以上の静置後に石膏注入、アルギン酸寒天印象では硬化後すぐに石膏注入し、石膏硬化後は面荒れ防止のため印象材が乾燥する前に撤去しています。患者さんの歯に限りなく近い模型を作成し作業を進めていきます。

  • 補綴物作成

    精密な補綴物によって根管治療の成功率も向上するだけでなく、むし歯の再発と歯周疾患を予防します。装飾品と異なり取り外しのできない人工歯は適合がよく、生体安全性の高い材料で、機能的な形態をしていることが重要なのであって、歯のような色をしているという審美的な問題は最終的な問題なのです。
    材料の違いも大切ですが、それ以外の要件を達成できる補綴物には知識と技術を備えた歯科技工士が、約40倍もの拡大下で人工歯を丁寧に慎重に作りあげます。

  • 試適

    出来上がった、もしくは完成前の補綴物のマージンフィット、形態、色などを確認します。歯と人工物とに隙間や段差のないスムースな移行面が身体親和性の高い人工臓器には必要です。不十分な場合には再度印象採得からやり直すこともあります。

  • セメンティング

    それぞれのマテリアルにあったセメントを選択し、支台歯・補綴物共に表面処理後にセメンティングを行います。セメントは取り残すと人工の歯石のようなものです。レジンセメントは接着力が強い上に透明です。裸眼での除去は非常に難しいため、マイクロスコープ下で取り除く必要があります。

  • 咬合調整・研磨

    補綴物の適合を確認し、最終的な噛み合わせの調整をします。
    セメントを介在させることで調整した噛み合わせに変化が起こることがありますので高過ぎず、低過ぎないようにミクロン単位での調整が必要になります。

  • 生活歯髄療法

    一般的にはむし歯を除去している時に露髄した場合には神経を除去します。しかし若年者や根未完成歯であれば不可逆性の歯髄炎でない限り一部歯髄をEr:YAGレーザーにて滅菌蒸散後、止血の確認ができればMTAセメントにて被覆し歯髄保存にTryします。直接覆髄の成功率は50〜80%(Ranly DM,et al,J Dent.2000)です。一番の目的は根未完成歯の歯根が成長して完成してくれることです。加齢により歯髄内血管が減少するため成功率は下がります。しかし歯根完成歯であっても歯髄温存が達成されれば、初回精密根管治療の成功率は90%以上であっても100%ではないというリスクから守ることができます。

将来を見据えた自由診療