ご両親が心配になり始めるのは前の乳歯が抜けて永久歯が生えてきた時に重なっていたり、斜めだったりすることが多いと思います。
しかし、すべての乳歯が並んだ時にスペース不足かどうかだいたいわかります。
原因が出来るだけ早くわかると機能の改善ができるでしょう。
矯正を始める時期は本人がどうして矯正をするのか理解できてからが良いと考えています。
噛み合わせや歯並び、個人の差もありますが5〜8歳までに開始できるとスムーズに治療ができる症例が多いです。
歯並びが悪くなってから治療することを歯列矯正といいますが、乳歯の頃から歯並びが悪くなる兆候を早期に発見しそれを改善しながらきれいな歯並びの永久歯にしていくことを咬合育成といいます。
専門的には歯列矯正と咬合育成は別の物と区別されています。
咬合育成は歯並びの予防と考えられ、むし歯の予防とともに当医院では積極的に取り組み健康的でかっこいい顔つきの表情豊かな子供達を増やすことを目標としています。
Ⅰ期治療 | 5〜10歳頃(混合歯列期) |
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Ⅱ期治療 | 11歳頃〜 (永久歯列期) |
Ⅰ期治療で終了する場合もあれば、Ⅱ期治療が必要で継続希望される場合もあります。
その場合もⅠ期治療をしておくと大きなメリット(Ⅱ期治療の治療期間が短くなる・歯を抜かなくてすむ場合がある・健康的な身体の育成ができるなど)があります。
子供の矯正治療にはタイミングがとても重要となります。
12歳で上顎の成長は95%まで終了します。
10歳から下顎が急成長します。
この第二次成長期の顎の成長を利用できます。
歯の萌出からみても犬歯が生えてくる前なら大掛かりな治療になりません。
また、自我が芽生える前ならご両親の協力のもと治療が進めやすいです。
以上の事から当医院が考えるベストタイミングは以下の通りです。(個人差はあります)