大切な人を院内感染から守ります
あべ歯科クリニックでは来院するすべての患者さんを感染から守り、安全安心を提供することと同時に、患者及び歯科医療機関の業務に携わるすべての人を感染から守るという明確なポリシーがあります。
治療の成功率を高めるため、そしてまた、安心して治療を受けられるよう、徹底的に治療器具の滅菌処理を行っております。
院内感染とは・・・
病院内で患者やその家族、医療従事者、医療器具などを通じ、ある感染症が他の患者に感染することです。多くの場合、原因となる微生物が薬剤耐性であったり病原性の低い微生物で、いわゆる日和見感染症の一つです。
病院や医療機関は病気を治療する場ですが、その反面、様々な病原体に感染した患者が集まってくる場所であり、また抗生物質や消毒薬の多様から、薬剤耐性病原体が多い環境です。
感染源である患者と免疫力・抵抗力・体力の衰えた患者が、同一施設内にいるため、感染しやすい状況と言えます。また患者から患者へと感染する以外にも、医療従事者が病原体の運び役になっている場合や、院外から免疫力の高い保菌者の来院によって感染が引き起こされている場合があります。
私たちあべ歯科クリニックは、自分自身や大切な家族と同様に患者さんにも安心して治療を受けることができるクリニックを目指し、院内感染予防には細心の注意を払っています。
まずは、明らかな感染症である患者への対応であり、院内における感染患者の保有しているかもしれない病原体は未同定として、すべての湿性の血液・体液・排泄物は感染の可能性があるものとして取り扱うのが、ユニバーサルプレコーションの考え方です。
それに加え、あべ歯科クリニックではユニバーサルプレコーションをさらに進めたスタンダードプレコーション(Standard precautions)の概念を取り入れています。
これはアメリカのCDC(米国疾病管理予防センター)が公表した予防政策で、明らかな感染症の有無に関わらず、未知の感染症に対しても予防策を講じ、血液を含むかどうかに関わらず、接触感染、空気感染、飛沫感染など全てに対応する感染防止策です。