マイクロスコープによる治療
当院で使用しているマイクロスコープ
当院で使用しているマイクロスコープは、以下の通りです。
- Moller-Wedel Gmbh Denta300
- Carl Zeiss OPMI Pico with Mora interface
Carl Zeiss OPMI Pico with Mora interfaceの電球1個12万5000円!!
マイクロスコープは「道具」ですので結果が出るならなんでもいいとも言えます。
昨今では多くのメーカーから様々な機種が販売されていて、車で例えるなら大衆車から高級車のように様々な違いがあります。
違いはあっても地面を走って目的地に到着するという目的は同じです。違いは快適性や安全性、走行性でしょう。
非常にわかりにくいことなのですが、最も重要なのは誰が運転するのかという点です。
F1ドライバーなのか、タクシードライバーなのか、ペーパードライバーなのか。
歯科医師10万人が皆同じ技量ではないですし、技術は買うことができないからです。
クリアなレンズと明るいライト、そして大きな可動域とスムースな動き。
同じ技量の人が使うなら、道具はいいに越したことはありません。
顕微鏡は拡大するほどに視野は暗くなります。
それを補うために光が必要になるのですが、光源としてはキセノンライト、LEDライト、ハロゲンライト等の選択があります。
ハロゲンライトは光量が不足しており、根管治療時に根尖孔付近の観察が難しくなります。
LEDライトは明るいのですが、色が青白く診断が難しいのです。
キセノンライトは明るさが最強で色調も太陽光に近く、診断・処置に最適です。
キセノンライトの問題点は、500時間で電球が切れ、そのたびに1球12万5000円かかることだけです。
診療時間が長くなるマイクロスコープを常に用いた精密歯科治療を続けるには、大きな可動域とスムースな動きで、顕微鏡本体を横方向へ傾けても接眼レンズが水平に保たれるMora機構が役立つのです。
それが私たち2台目のマイクロスコープとして高級機種と言われるCarl Zeizz OPMI Pico with Mora interface を選んだ理由です。