ホワイトニング
ホワイトニングQ&A
- オフィスホワイトニングとホームホワイトニングで差はありますか?
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オフィスホワイトニングは、歯科医院で高濃度の過酸化水素水を使用するので即効性があります。
ホームホワイトニングは、PHが中性に近い薬剤で少しずつ白くしていくため、効果がでるのもゆっくりですが、オフィスホワイトニングにくらべると後戻りも緩やかです。 - ホワイトニングの効果はどのくらい持続しますか?
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生活習慣や個人差によってもホワイトニング効果に差があります。
例えば、習慣的にコーヒーやワインなどの嗜好品を多く摂取する方や喫煙者などがあげられます。一般的にホームホワイトニングは6か月~1年、オフィスホワイトニングは3か月~6か月、デュアルホワイトニングは1年以上といわれています。
しかし、患者さん自身の感じ方によっても違いがあるためあくまで目安になります。
黄ばんできたな。とご自身で思った時がリタッチ(後戻りを改善し白さを維持・回復するために定期的に行うこと)のタイミングになります。 - 歯や歯肉にダメージはありますか?
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歯に対してのダメージは非常に軽微であり、唾液による再石灰化作用により回復します。
オフィスホワイトニングの場合、高濃度の過酸化水素水を使用しますが歯肉にふちゃくしないように、ダムを使ってカバーしていきます。万が一歯肉に付着して場合はすぐに水洗することで解消できます。
ホームホワイトニングに関して、10%過酸化尿素の場合、口腔内で約3.6%過酸化水素と約6.4%尿素に分解されます。これはオキシドールとほぼ同じ濃度ですのでダメージは少ないといえます。 - 痛みなど副作用はありますか?
- 約55~75%で歯がしみることがあります。健康な歯牙であれば症状は一時的なものです。
- 痛みが出た場合はどうしたらよいですか?
- ホワイトニングをする間隔をあけることや、フッ化物配合や硝酸カリウム配合の歯磨剤やジェルを塗布したり、象牙質知覚過敏抑制剤を塗布したりしますが、まずは中断しご連絡ください。
- テトラサイクリン変色歯と言われました。ホワイトニングの効果はありますか?
- 変色の度合いが軽度の場合効果が得られるとおもいます。しかし、変色の度合いによっては難しい処置になる為、よく相談してからの治療になります。
- ホワイトニングの前にすることはありますか?
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歯にむし歯や亀裂がある場合、全身疾患によってはできない場合があるため、カウンセリングを受け、むし歯や歯周病の処置を終えてホワイトニングを行うようにしましょう。
また、歯面の付着物を除去することでホワイトニングを効果的に行うことが出来るため、口腔清掃指導、スケーリングあるいはPMTCをうけるといいでしょう。 - ホワイトニング後に注意することはありますか?
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ホワイトニング直後はエナメル質を覆っているペリクルが除去されるため、歯面に色素が付着しやすい状態になります。
12時間~24時間程度でペリクルが再生するため、再生するまでは着色しやすい飲食物(ワイン、カレー、醤油など)の摂取は控えること、またオフィスホワイトニングは柑橘系飲食物などの酸性食品の摂取は、エナメル質が脱灰する可能性があるので控えていただきます。
また、歯の白さと口腔内の健康を維持(後戻り防止)するためアフターケアが必要です。
セルフケアではステイン除去効果のある歯磨剤や、歯面を滑沢にして付着しにくい状態にするものを使用し、着色しやすい飲食物は長時間口の中に含まないようにします。また、1か月~3か月に1度、歯科医院でクリーニングを行うことで白さと口腔内の健康が維持されます。それでも維持が難しい場合などは、必要に応じてタッチアップホワイトニング(再ホワイトニング)すると白さが持続します。