ホワイトニングとクリーニングの違い
ホワイトニングには以下の方法があります。
ホワイトニングは歯や歯肉に対する侵襲も少ない優れた治療方法の一つですが、効果の予測が難しいためホワイトニングをおこなう際は初めに十分なカウンセリングと診査・診断を受けるようにしましょう。
ホームホワイトニング(ホームブリーチ)
低刺激の過酸化尿素が配合されたジェル薬をマウスピーストレーに入れ、定められた時間だけ歯に装着して歯を白くする方法です。
まず、歯科医院で自分の歯にあったトレーを作ってもらいます。
自宅に持ち帰り自分でトレーに薬をいれて、はめるというケアを繰り返します。
過酸化尿素は、口の中で唾液と体温によって3.6%程度の過酸化水素と尿素に分解されて、ホワイトニング効果を発揮する薬剤です。
これはオキシドールと同じ濃度また、主成分である過酸化尿素は分解すると酸素を発症するため、酸素を嫌う歯周病菌の歯周治療薬にもなるといわれています。
基本的には連続して2週間ほどご使用いただきますが、1週間ほどで効果を実感される方もいらっしゃいます。
効果には個人差がありますが、よほど重度の着色・変色でない限り、色調を調べる専用ガイドで少なくとも1~2段階は白くなります。個人の希望の色調にあわせホワイトニング剤を処方しています。
当院ではオパールエッセンスという、ホームホワイトニングキット界のトップクラスのものを使用しており、マウスピースを作製しなければならない煩わしさはありますが、そのぶん自分の歯並びに応じて薬剤を塗布できます。
ジェルの濃度は10%の低濃度のものを処方しています。特に日本人は欧米の方に比べると歯が薄いため、歯に優しく低刺激で効果のあるものを選んでいます。
装着時間の目安としては8~10時間と長時間装着すると効果的です。装着時間が長いので、基本的に就寝時の使用を推奨しています。
- 装着時間の目安
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10% 8~10時間
15% 4~6時間
※10%・15%は装着時間が長いので、基本的に就寝時の使用を推奨しています。
治療期間 | 1週間〜1ヶ月 |
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治療回数 | 1回 |
治療費用 | ¥22,000(追加ジェル1本¥3,300) |
ホワイトニングの注意点・リスク |
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オフィスホワイトニング(オフィスブリーチ)
オフィスホワイトニングとは、歯科医院にご来院いただき、変色している歯に一本ずつ薬品を塗布し、漂白を行うというものです。
歯が生きているか死んでいるか(神経があるかないか)で、方法が異なります。
- ・神経がある歯(生活歯)の場合
- 過酸化水素を30~35%含む薬剤を白くしたい歯の表面に塗り、レーザーや光を当てることで薬を活性化し、漂白効果を高める方法です。
- ・神経がない歯(失活歯)の場合
- 神経を取った歯は、黒っぽく変色することがあります。それを白く戻す方法が「ウォーキングブリーチ」です。
30~35%過酸化水素水とホウ酸を混ぜ合わせた薬剤を、神経ととる治療が終わった歯の裏側から穴をあけそこにいれ、ふたをします。
個人差はありますが、通常3,4回程度で白くなります。
一般的に、ホームホワイトニングのほうが薬剤の濃度が低く、漂白時間が長い為、より深部歯質まで漂白することができ、後戻りの少ない自然な白さにしあがるといわれていますが、個人の環境や色調の違いなどもあるため、症例に応じて選択します。
デュアルホワイトニング
自宅でできるホームホワイトニングと歯科医院で行うオフィスホワイトニングがあります。
また、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うことをデュアルホワイトニングといいます。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの利点を増幅し、欠点を補うことができます。
ウォーキングブリーチ
- ・神経がない歯(失活歯)
- 神経を取った歯は、黒っぽく変色することがあります。それを白く戻す方法が「ウォーキングブリーチ」です。
30~35%過酸化水素水とホウ酸を混ぜ合わせた薬剤を、神経ととる治療が終わった歯の裏側から穴をあけそこにいれ、ふたをします。個人差はありますが、通常3,4回程度で白くなります。
歯質の残存量が少ない場合には補綴治療を選択するべきです。根管治療が不十分な場合、充填物が不十分な場合には先にそれぞれの治療が必要になります。
治療期間 | 1週間〜1ヶ月 |
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治療回数 | 1〜3回 |
治療費用 | ¥33,000 |
インターナルブリーチの注意点・リスク |
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歯肉ホワイトニング(ガムピーリング)
歯茎の色が気になる方に、歯茎をホワイトニングする歯肉ホワイトニング(ガムピーリング)治療があります。黒く変色してしまった歯茎に薬剤を塗布し健康的なピンク色にかえる治療のことをいいます。
ガムピーリングともいい、喫煙や食品など日常生活による刺激でメラニン色素沈着による黒ずみに対しフェノール剤を塗布し、一週間程かけて歯茎をピーリング(剥離)していく治療です。施術は一回10~15分程度で終わります。ピーリングしている期間は辛い食べ物など刺激が強い飲食は歯茎がしみる為さけるようにします。
歯茎が傷ついていたり、歯肉の炎症がみられる方、フェノール、アルコールにアレルギーのある方は治療をうけることができません。
また、喫煙をしている方や生活習慣、遺伝性による色素沈着の場合は再発することがあります。しかし、生活習慣の見直しをすることで再発を防ぐこともできますし、再発すればピーリングするという風に、アレルギーなどの問題がない方であれば診断のもと、何度でも治療が可能です。
治療期間 | 6〜10日 |
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治療回数 | 1回 |
治療費用 | ¥33,000 |
ガムピーリングの注意点・リスク |
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